箕輪町と町商工会工業部会員との懇談会
箕輪町と町商工会工業部会員との懇談会が2日夜、産業会館であった。「町の産業振興と支援」をテーマに、既存企業の育成、企業誘致、エコアクション21認証取得などについて活発に意見を交わした。
年1、2回開く懇談会で、本年度は初。平沢豊満町長、産業振興課長ら役場職員、小林紀玄商工会長ら役員、工業部会員の20人が参加した。
町長は、工業部会から質問のあった工業振興のためのビジョン、企業誘致の現状と課題、既存工業団地の状況などを説明。既存企業育成のための支援や、既存工業団地周辺への企業誘致促進と農業振興地域除外手続きの素早い対応と周辺環境整備の全面的なバックアップに取り組みたい考えを示した。
国内規格の環境経営システム「エコアクション21」で、複数の事業者が一斉に取り組む「自治体イニシャティブ・プログラム」について、部会員から「エコアクション21を認める大手企業が増え、ぜひ検討しないといけない」「町である程度引っ張っていかないと進まない。考えてほしい」「企業が認証取得するときに費用が少なくなるようお願いしたい」など、町の積極的な協力を求める声があった。
アドバイザー制度が十分に活用されていない現状については、「産業振興課と商工会の指導員も含め、企業を回って実態を把握し、困っているところを見てアドバイザーを紹介することをしてほしい」と要望した。
産学共同のため大学の研究室を企業に紹介するなどの支援、インフラ整備、既存企業の人材確保への協力-なども求めた。