ドローン物流 河川上空飛行へ協定
買い物弱者支援など地域課題の解決に向けて、3年後の実用化を目指すドローンを活用した物流事業で伊那市は、天竜川と三峰川の上空を飛行するための協定を、国・長野県と締結しました。
18日は市役所で調印式が行われました。
協定は、天竜川と三峰川の上空を飛行ルートとして物流事業を行うためのものです。
伊那市と河川を管理する天竜川上流河川事務所、三峰川総合開発工事事務所、天竜川ダム統合管理事務所、伊那建設事務所の5者が協定書に調印しました。
河川上空でドローンの飛行実演
この日は、事業を委託されているゼンリンによるドローン飛行の実演も行われ、天竜川と三峰川の合流点から離陸し、三峰川沿いのルートを飛行しました。
今回の協定で、河川管理者である国や県の協力を得たことで、伊那市のドローン物流事業の実用化に向けた体制が強化されました。
白鳥市長は「本当に速いし、数年後にドローンが川の上を飛び交うところがイメージできた。時代は進んでいると感じる」と話していました。
伊那市では河川上空を飛行ルートとした実証実験を年度内にも行う計画で、人や建物、橋などを考慮して、飛行ルートを検証していくということです。