質の向上へ 伊那市議員研修会
伊那市議会は、議員の一般質問の質を高めようと15日に市役所で研修会を開きました。
地方議会総合研究所の廣瀬和彦さんが、一般質問の手法について説明しました。
議会の開会前に、一般質問の要旨を記入する通告書について、伊那市議会では質問内容のほとんどを文書にしています。
これについて廣瀬さんは「全部文書にするのもいいですが、答弁書をもらわないといけません。相手は質問の内容を知っているのに、こちらは答弁の内容がわからないのでは立場が不利になってしまいます」と話していました。
また、一問一答方式についての注意点として「話題になっている事案の質問は集中しやすいです。同じことを繰り返し聞いても同じ答えが返ってくるだけなので、質問を削って、ほかの質問に時間を割くのもテクニックです」と話していました。
黒河内浩議長は「議員の質を高めることが、議会の魅力づくりにもつながる」と話していました。
研修会は、2018年4月に新しい議員が8人加わったことから、より質の高い議会にしていこうと開かれたものです。