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高遠の自然の香り漂う空調器 試験設置

高遠の自然の香り漂う空調器 試験設置
香りを確かめるJA職員

伊那市高遠町の活性化を目指す「伊那東部山村再生支援研究会」は、アカマツやクロモジを活用した多機能空調器の商品化に向け、試験的な設置を市内の公共施設などで始めました。

JA上伊那本所の窓口横に設置されている、切り株のような見た目のこちらが空調器です。
高遠産のアカマツ材を切り株に見立て、中には消臭効果があるアカマツの炭が入っています。
上に乗った竹筒の中からは、高遠に自生するクロモジから抽出した油のアロマの香りが漂います。

「炭・アロマ多機能空調器」と名付けられたこの空調器の商品化を目指しているのは、高遠町の住民有志でつくる「伊那東部山村再生支援研究会」のメンバーです。
東京農業大学や伊那市、上伊那森林組合、JA上伊那と連携して活動しています。

国立信州高遠青少年自然の家の事務室にも空調器が設置されています。
今回、試作品が完成したことから、市内の公共施設など50か所に試験設置を始めました。

伊那東部山村再生支援研究会の小池守雄事務局長は「みんなで山を大事にしようという機運と共に、地域の活性化につなげていければうれしい」と話していました。

研究会では今後、設置した施設の従業員らにアンケート調査を行い、その結果を元に改良を加え、商品化を目指すということです。

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