羽広荘・入野谷 廃止を含め検討を提言
伊那市議会は、伊那市観光株式会社が運営する宿泊施設・羽広荘と入野谷について、廃止も含め検討するよう23日伊那市へ提言しました。
23日は、伊那市議会の黒河内浩議長ら4人が白鳥孝伊那市長に伊那市観光株式会社の経営改善に向けた提言書を手渡しました。
伊那市観光は市の第三セクターで宿泊施設や日帰り温泉施設の指定管理者の指定を受け運営しています。
慢性的な赤字が続き、今年度は一般会計から2,100万円の補助金を支出することになっています。
市議会では、去年5月から経営改善に向けた検討を重ね、全ての議員の総意として提言をまとめました。
提言では、西箕輪の羽広荘については老朽化に伴い多額の修繕費が見込まれる事から、「指定管理者の公募」「民間への売却」もしくは「廃止」する事としています。
伊那市長谷の入野谷についても多額の赤字経営が続いている事から廃止を含め検討する事を求めています。
伊那市では、宿泊施設や日帰り入浴施設、山小屋などの施設毎、経営改善に向けて検討を進めていくとしています。