伊那市 国保税平均で11.1%引き上げへ
31日に答申
伊那市の白鳥孝市長は、市の国民健康保険運営協議会に対し、来年度からの国保税を11.1%引き上げる改定案を、25日に諮問しました。
25日は、市役所で協議会が開かれ、白鳥市長が白鳥敏明会長に引き上げについて諮問しました。
諮問内容は、来年度の被保険者1人あたりの税額を今年度の平均10万4,567円から11.1%引き上げ、額にして1万1,627円増の10万6,194円とするものです。
また、低所得者への負担軽減を考慮し、国保税の算定方式を変更します。
市では、平成26年度以降の財源の不足分を一般会計から繰入れています。
現行税率では、来年度の繰入額はおよそ2億4千万円となる見通しですが、改定した場合およそ7,500万円に減少するとしています。
委員からは、消費増税を見据え反対する意見もありましたが、「やむを得ない」とし改定案を了承しました。
答申は、31日に行われます。