高遠中生が応急手当を学ぶ
救急車が到着するまでの応急手当を学ぶ救急救命講習会が19日、伊那市高遠町の高遠中学校で開かれました。
生徒たちは人形を使って、呼吸の確認や周りの人に助けを呼ぶ練習、胸骨圧迫をしてAEDを使うまでの流れを体験しました。
講習会では、高遠消防署の救急救命士、春日伸友さんが講師を務めました。
春日さんによりますと、応急手当の方法は5年に1度改定されていて、現在は小学校高学年の児童でも行えるくらい簡単になっているということです。
春日さんは「救急車が到着するまで全国平均で9分かかると言われています。胸骨圧迫を1人でやるのは体力が必要になるので、出来るだけ周りの人と交代して質を保つことが大切です」と生徒たちに呼び掛けていました。
高遠中学校では今回初めて救急救命講習会を開いたということで、来年度以降も年に1度は生徒たちに体験してもらえる場を設けていきたいとしています。