多目的ダムとして国に建設要望
戸草ダムで市長が意向
伊那市の白鳥孝市長は建設計画が休止している三峰川上流の戸草ダムについて治水のほか発電やダムツーリズムも含めた建設を国に要望していきたいとの考えを示しました。
これは8日伊那市役所で開かれた伊那市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は昨夜伊那市長谷で戸草ダム建設に向けおよそ6年ぶりに三峰川総合開発事業対策協議会長谷地域対策協議会を開いたとしたうえで「治水ダムという位置づけだが地域の気運を高め次のステップにつなげたい。発電やダムツーリズムも含めて地域の安心安全確保のために戸草ダム建設を国に強く要望していきたい。」と述べました。
国は戸草ダムについて多目的ダムではなく治水ダムとして社会経済情勢の変化に合わせて建設実施時期を検討するとしています。