箕輪町郷土博物館でひな祭り機織り体験
箕輪町郷土博物館で4日、ひな祭り機織り体験講座があった。定員を上回る人気で、参加者は自分で織った布を着せて愛らしい内裏びなを作った。
機織りとひな人形作りがセットになった体験講座。人形の着物にする布を、博物館所蔵の機を再現した簡易機織り機で、縦糸に木綿糸、横糸に毛糸を使い約12センチの長さに織った。機織り初体験の人も多く、博物館職員に教わりながらきれいに織り上げた。
人形は、職員が事前に胴体や飾りを準備。綿棒の先端を顔にし、軸に綿を巻き、その上から絵の具で淡いぼかしのように色を塗ったキッチンペーパーを5枚重ねて着せた胴体に、参加者がそれぞれ織った布を着せ、烏帽子や冠、扇などをボンドでつけて仕上げた。
松島区の女性は、「機織りは足と手がうまくいかなくて…。ひな人形は幾つになってもいい。華やぎますね。和紙を敷いたお盆にのせて玄関に飾ります」とうれしそうに話していた。