中尾歌舞伎新メンバーも練習熱
今月29日に定期公演を控える伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、新たなメンバーも加わり、稽古に熱が入っています。
3日夜は、衣装やかつらを確認しながら稽古が行われました。
今回の演目「絵本太功記十段目尼ケ崎の段」を、保存会が演じるのは10年ぶりです。
2017年に会員不足により活動を休止した保存会は、翌年には活動を再開し、去年は復活公演を果たしました。
徐々に新たなメンバーも加わり、活動が続いています。
重要な役どころの十次郎を演じるのは、初出演の長谷中学校3年生 伊藤 康希君です。
十次郎の祖母役を務めるのは、伊那市の会社員 唐澤 かおるさん。こちらも初出演です。
主人公と敵対する真柴久吉を演じるのも初出演、伊那市の会社員 清水 裕介さんです。
このほか、今回は、浄瑠璃や三味線にも新しいメンバーが加わっています。
29日の本番に向けて、ベテランのメンバーが、アドバイスを送り、サポートしていました。
中尾歌舞伎の定期公演は、29日月曜日に中尾座で行われます。