JA果樹選果場 一元化
JA上伊那は、りんごや梨のブランド化を目指し、およそ3億6千万円をかけて箕輪町の果樹の選果設備を更新しました。
10日はJAや農家、上伊那の市町村長などが出席し、選果場の竣工式が行われました。
式ではJA上伊那の御子柴茂樹組合長が導入した設備の電源ボタンを押し稼働を祝いました。
JA上伊那では設備の老朽化や出荷量の減少に伴い飯島町の選果場を去年の12月に閉鎖し、箕輪町に統合しました。
新たな設備は光センサーで糖度や熟度を測定し、品質毎に自動で振り分け、1日に最大25トンの出荷に対応しています。
御子柴組合長は「より安全な果実を世界に発信できる機器がそろった。
設備を有効活用し、生産者の所得向上につなげてきたい」と話していました。
今回の選果場の一元化により、これまでのJA上伊那箕輪選果場は、JA上伊那選果場に名称が改められました。
更新した設備は、7月の桃の選果から稼働が始まり、今年度はりんごやなしなどあわせて、2800トンの出荷を目指します。