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AIを活用して牛の行動観察

AIを活用して牛の行動観察

南箕輪村の信州大学農学部は、東京工業大学と連携し、AI技術を活用した牛の行動観察システムの開発を進めています。
システム開発のための実証実験は、去年4月から信州大学農学部の農場で行われています。
牛に、取り付けた首輪型センサには、動きの大きさの変化を計測するための機器加速度センサと通信機能が内蔵されていて無線を通じて情報がスマートフォンに送られAIが処理する仕組みです。
これにより、エサを食べているか、歩行しているかなど牛の行動や姿勢を推定することができます。
実証実験は、耕作放棄地に牛を放牧した際の管理運用の省力化を目的に行われています。
このプロジェクトのサブリーダーで信州大学農学部の竹田謙一()准教授は「機器の大きさや電池の寿命などまだ課題はあるが実用化に向けて取り組みたい」としています。
今後は、牛が病気にかかり始めているか、発情・分娩の兆候があるか、ストレスを感じているかといった状態を推定できるよう研究を進めていくとしています。
実証実験は、2020年3月までを予定していて、「3年後」の実用化を目指しています。
 

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