西春近南小児童 学校近くの遺跡を見学
伊那市の西春近南小学校の5・6年生は、学校近くで見つかった古墳時代のものとみられる住居址の遺跡を31日見学しました。
伊那市内で古墳時代の住居址が見つかったのは今回で3例目となります。
西春近南小学校から徒歩で数分の所にあるこの場所では、古墳時代を含め3つの住居址が見つかりました。
宅地造成をしていたところ遺跡の一部が見つかり、伊那市教育委員会では今月8日から発掘調査を行っています。
見学会は、子ども達に調査の様子や遺跡を見てもらう事で地域の歴史に興味を持ってもらおうと、教育委員会が開きました。
子ども達は、遺跡で見つかった土器を触ったり、伊那市創造館の学芸員・濵慎一さんの話を聞きました。
この辺一帯は「西春近南小学校遺跡」と呼ばれ、これまで平安時代の集落跡とされてきました。
しかし今回見つかった住居址は、出土した土器の特徴から平安時代以前の古墳時代や奈良時代のものとみらています。
伊那市で古墳時代の住居址がみつかったのは、美篶や手良についで3例目だという事です。