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地域産材を使った木塀 普及を

今年度中の販売を目指す

地域産材を使った木塀 普及を

地域産材を利用した製品の研究を行っている伊那市地域材利活用研究会は、ブロック塀に代わるものとして地元産のカラマツやヒノキなどを使った木の塀を製作しました。
ヒノキを使った(たて)格子(こうし)(べい)、ヒノキとカラマツを使った(たて)大和(やまと)(べい)、ヒノキやカラマツ・スギを使った横重ね(よこかさね)板塀(いたべい)の3種類です。
価格は、1メートルあたり工事費込みで7万円から7万5,000円です。
3日は、試作品がお披露目され、白鳥孝市長と研究会の会長で上伊那木材協同組合の都築(とおる)理事長が、製作に至った経緯や商品の説明をしました。
市では、去年6月に大阪府で起きたブロック塀の倒壊事故を受け、小中学校の通学路にある老朽化した塀を撤去するなどの対策をとってきました。
木材業者などでつくる伊那市地域材利活用研究会と伊那市はブロック塀に代わるものを木材で作ることができないか検討を進め、今回試作品が完成しました。
安全性にこだわり、市販のアルミ製のものと比べて基礎がしっかりしている他、重さもブロック塀と比べ半分以下だということです。
上伊那木材協同組合が販売元となり、年度内の発売を目指すということです。
木の塀は、市役所1階の市民ロビーに展示されています。

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