放射性物質含む処分場の予定地 宮田村が買い取りへ
村が記者会見で方針を示す
宮田村は、村内に建設が計画されている廃棄物最終処分場について、計画を中止させるため業者に対し建設予定地の買い取りを申し立てる民事調停を行う方針を28日に示しました。
28日は、役場で記者会見が開かれ、小田切康彦村長や長谷川洋二弁護士がこれまでの経緯を説明しました。
宮田村に建設が予定されているのは、国が定める基準以下の放射性物質を含む一般廃棄物の最終処分場です。
平成27年に南箕輪村の民間業者が建設計画を公表しました。
しかし、建設予定地が天竜川と太田切川の合流地点に近いことから、下流域の環境汚染や風評被害を心配する声が上がりました。
近隣住民らは、反対運動を展開していて、これまでに10万人以上の反対署名を集めています。
村では、計画中止を目指し平成28年に長谷川弁護士に依頼し、業者との交渉をはじめました。
調停の申し立ては7月中旬を予定しているということです。