高坂さん　本70冊寄贈

伊那市出身で飯島町在住の高坂(こうさか)武子(たけこ)さんは、親戚で日系二世としてブラジルで暮らしている、
現在83歳の井口(いぐち) 原(はら)　道子(みちこ)さんの自伝70冊を伊那市に寄贈しました。
この日は、高坂さんと飯島町の唐澤(からさわ)隆(たかし)副町長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に本の目録を手渡しました。
寄贈された本「子孫たちへ」は、ブラジルで日系二世として苦労しながらも、懸命に暮らしてきた
様子が綴られています。
昨年９月に亡くなった道子さんの夫、信(まこと)さんの「一人でも多くの人にこの本を見てほしい」という遺言により、今回、伊那市に本が寄贈されました。
高坂さんは「日本人が持つ武士道を胸に生きる、道子さんの生き様が綴られた本です」と話していました。
今回の寄贈は、150冊の増刷の一部で、伊那市に寄贈された70冊は、市内の小中学校や公民館に配布され、80冊は青年海外協力隊などに寄贈されました。