会津松平家 松平保久さんが講演
伊那市の親善交流都市、福島県会津若松市との友好を深めようと、市は会津松平家の14代目当主松平保久さんの講演会を20日いなっせで開きました。
松平保久さんは、大学院を卒業後NHKに入局し、現在はNHKエンタープライズで番組制作に携わっていて幕末最期の会津藩主松平容保のひ孫にあたります。
講演では、「会津の義 保科正之公と会津藩」と題して話をしました。
保科正之は、二代将軍秀忠の子で、7歳で高遠の保科家の養子に入り高遠藩主となったあと、会津藩の初代藩主となりました。
松平さんは、猪苗代町にある保科正之を祀った土津神社を紹介し、「神社の石碑には高遠石工の技術が見られる。保科正之は高遠から会津へ移る際多くの人を連れてきていて、その中に高遠石工もいたのではないか」などと話していました。
伊那市と会津若松市は平成22年に親善交流を宣言していて、講演会は改めて友好を深めようと伊那市が開きました。
会場には280人ほどが訪れ話に耳を傾けていました。