阿部知事 上伊那を訪れ課題や要望を聞く
しあわせ信州移動知事室
阿部守一知事が県内各地域を訪れ課題や要望を直接聞く「しあわせ信州移動知事室」が、上伊那地域で29日と30日の2日間の日程で始まりました。
29日は、阿部知事が伊那市西箕輪に本社を置く食品メーカーのハナマルキ株式会社を訪れました。
ハナマルキでは、阿部知事が味噌づくりを体験しました。
酵母を入れる工程では、従業員が「味や香りの決めてとなります」と説明していました。
その後、阿部知事はハナマルキの花岡俊夫社長と意見交換しました。
今回の移動知事室では、人口減少社会における人材確保をテーマとしています。
次に、南箕輪村の南信工科短期大学校を訪れました。
南信工科短大では、機械生産技術科の学生が3Dプリンターを使った樹脂製の型の製作方法について説明しました。
昼には、学生や企業の経営者と意見交換をしました。
学生は、「AIなどの新しい技術が企業で必要とされているので授業に取り入れてほしい」「高校の普通科から進学した人にとっては2年間で今のカリキュラムは多く感じる」などと話していました。
これを受け阿部知事は、「3年制学科を導入できないか検討してみたい」と話していました。
また、南信工科短大振興会の向山孝一会長は、今年度の入学者が定員より少なかったことから「地元の高校へのPRが必要だ」と話していました。
阿部知事は、卒業生の連携を深めるためにOB会の設立を提案しました。
しあわせ信州移動知事室は、今回で14回目で、上伊那地域は平成27年1月以来2回目です。