高校再編の説明会巡り主張食い違い
高校再編を巡り、8月に予定されている「杉本協議会長に説明を聞く会」について、協議会長が出席するかどうか、主催者側と協議会の間で主張に食い違いが出ています。
6日は伊那市役所で記者会見が開かれ、主催者側の、住民有志でつくる「高校再編を考える上伊那の会」の宮下与兵衛会長が説明しました。
宮下会長は「高校再編がどうなるのかわからない。再編の検討をしていることすら知らない人がほとんど。次の協議会前に説明会を開いてもらいたい」と話していました。
説明会は考える会が、上伊那広域連合が設置した「上伊那地域の高校の将来像を考える協議会」に要望してきたもので、説明会には協議会長の杉本幸治駒ヶ根市長を招き、説明を聞くとしています。
協議会側「現段階では出席できない」
一方、協議会はこの説明会について「杉本会長が出席できない」として、5日に記者会見を開きました。
会長の杉本幸治駒ヶ根市長は「今までも協議会への相談なしで行動してきたことはない。次の協議会で委員のみなさんに諮って決めたい。現段階では出席することはできない」と話していました。
協議会では、考える会の要望に対し、8月23日に予定されている協議会終了まで待ってほしいと回答していたということで、双方の主張が食い違う形となりました。
考える会では、今月10日の説明会に向け、改めて杉本会長に出席を要望し、出席がなくても事務局を呼ぶなどして開催するとしています。