上農生 香りで伊那谷デザイン
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は26日、大芝高原味工房で「香り」をテーマに植物性のエッセンシャルオイルを作りました。
この日は、上農高校のコミュニティデザイン科の生徒20人と、一般の参加者あわせておよそ30人が参加しました。
今回は、伊那谷の地域活性化を目指す学習「いな活プロジェクト」として、生徒たちが題材を考え、その中で香りをテーマにPRしようと企画しました。
伊那市ミドリナ委員会副委員長の平賀裕子さんを講師に招き、エッセンシャルオイルの抽出過程を学びました。
オイルは、植物を蒸留して抽出します。
生徒たちは、高校近くで採取したコウヤマキやネズコなどの植物を細かく切り、切った植物を蒸留してオイルが抽出される過程を体験しました。
生徒や参加者は、実際に抽出されたオイルのにおいを確かめていました。
ある生徒は、「蒸留した香りと生の香りが違う」と話していました。
またこの日は、生徒と参加者で身近にある植物の香りや、体験を通して感じたことなどを話し合いました。
今後は、抽出したオイルの成分分析を行い、データをもとに製品化の検討や今後の課題研究に役立てるということです。