大学生が定額観光タクシー実証実験モデルコース視察
利用者が定額で乗り降りできる、観光タクシーの実証実験で、東京都の跡見学園女子大学の観光コミュニティ学部の学生が28日、伊那谷の観光モデルコースを視察しました。
この日のモデルコースは、高遠町の歴史や文化をテーマにしていて、ジャンボタクシーで伊那市高遠町の建福寺へ向かい、高遠石工が作った石仏を見た後、歴史博物館などを見学する内容です。
視察は、この日から3日間上伊那地域で行われることになっていて、東京都文京区の跡見学園女子大学の観光コミュニティ学部の2年生と3年生の学生6人が参加しました。
観光コミュニティ学部では、観光資源の活用法や、マーケティングの研究を行っています。
大学と県は包括協定を結んでいて、若い世代からの生の声や視点を提案してもらおうと上伊那地域振興局が企画したものです。
定額観光タクシーの実証実験は、8年後のリニア中央新幹線の開通を見据え、上伊那地域振興局と、長野伊那谷観光局、駒ケ根観光協会が進めているものです。
訪れた観光客に多くの観光資源に触れてもらい、経済効果を生み出す狙いがあるということです。
29日は駒ケ根市のモデルコースを視察します。
最終日の30日は、意見交換会が開かれ、学生からモデルコースの評価などを聞くということです。