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老松場古墳 南信最古か調査

今月いっぱい調査

老松場古墳 南信最古か調査

伊那市東春近の老松場古墳群で第3次調査が始まっています。
これまでの調査で前方後円墳であることが分かっていて、関係者らはこれが南信地方最古のものである確証を得たいとしています。
調査は、伊那市教育委員会と関西大学文学部考古学研究室が3年計画で行っているもので、今年で3年目です。
老松場古墳群は、東春近小学校の北側にあり、7基の古墳が確認されています。
最も大きい1号墳は、これまで二つの円形がつながった双円墳であると考えられていました。
しかし、平成27年に古墳について調べていた当時の東春近小学校の6年生が「前方後円墳」ではないかという疑問を持ち、測量の結果その可能性が高まりました。
これを受け、教育委員会と関西大学が本格的な調査を始めました。
昨年度までに古墳の一部を掘り、でてきた「(ふき)(いし)」と呼ばれる古墳の周りを覆っていた石の積み方から、前方後円墳であることが分かっています。
今回の調査では、後円部の表面を扇形に削り、作られた時期の特定を進めています。
教育委員会の他に、関西大学の考古学研究室の学生ら12人が、8月上旬から伊那を訪れ調査にあたっています。
調査は9月いっぱい行われます。
7日土曜日には、現地説明会が開かれます。

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