伊那美術展特別企画 作品について語り合う
伊那市の伊那文化会館で開かれた、第95回伊那美術展で入賞した高校生と伊那美術協会の会員が語り合う特別企画が7日、行われました。
会場に美術協会の会員が集まり、高校生の入賞者3人から制作に関する話を聞きました。
ジュニア大賞を受賞した伊那西高校の城生ことりさんは、「日長石の青年」を制作しました。
城生さんは、「特に色にこだわって作りました。濁らないようにしながら、原色をあえて残すように工夫しました。」と話していました。
ジュニア準大賞を受賞した伊那北高校の宇田川紗登美さんは、「備忘録」を制作しました。
宇田川さんは、「幼いころの純粋さと未来への希望を感じられるような作品にしました。」と話していました。
また、同じくジュニア準大賞を受賞した高遠高校の米森翔さんは、「本音」を制作しました。
米森さんは、「自分の本音を聞き出そうとする他人がいびつに見えました。作品ではそれを表現したかった。」と話していました。
特別企画は、次世代育成を目的に、伊那美術協会が開いたもので、協会は、「若い人にできるだけ美術に触れてほしい」と話していました。