伊那の企業が臓器モデル共同開発
伊那市の有限会社スワニーと伊那食品工業株式会社は、医師が手術の練習などに使える臓器モデルを共同開発しました。
こちらが、共同開発した肺のモデルです。
実際の臓器に近い質感の特殊な素材でできていて、電気メスで切ることができ、煙が出ます。
この臓器モデルは、伊那中央病院の医師の要望の元、スワニーと伊那食品工業が2年がかりで共同開発しました。
開発に協力した呼吸器外科の髙砂敬一郎医師です。
スワニーはCTのデータを基に、血管のモデルや、素材を流し込む樹脂型を担当。
伊那食品工業は電気メスで切ることができる素材の開発を担当しました。
これまで病院では、簡易的なモデルや動物の臓器を使ってのシミュレーションが行われていましたが、より実物に近く、管理しやすいものを、という要望があったということです。
現在は東京の企業を通じて肝臓のモデルの販売が始まっていて価格は9万円からです。
今後も医療現場の要望を受け、改良・開発を進めていきたいとしています。