伊那市 避難場所に無料Wi-Fi整備へ
伊那市は災害時に市民がスマートフォンやタブレット等で情報収集ができるよう、避難所など11か所に公衆無線LAN 無料Wi-Fiを整備します。
これは25日に開かれた市議会全員協議会の中で報告されました。
伊那市ではこれまでに観光客をターゲットに伊那北駅や伊那図書館など市内9か所に公衆無線LANを整備設置してきました。
今回は災害時の情報収集の他、普段は行政や観光情報の発信を目的に、避難場所に指定されている伊那図書館横の中央駐車場や高遠町総合福祉センター「やますそ」など5か所に整備される計画です。
また、文化施設の伊那市創造館や観光案内所になっている南アルプス林道バス営業所など6か所でも合わせて整備が行われます。
事業費はおよそ200万円で、2分の1は国からの補助でまかなう計画です。
新たな公衆無線LAN 無料Wi-Fiの整備は11月までに完了する予定です。
この他に、伊那市は北欧フィンランドにある北カルヤラ県と林業分野での情報共有や共同プロジェクトに関する覚書を10月に交わします。
白鳥孝市長は長野県の要請をうけ技術交流推進調査団の一員として10月にフィンランドを訪問する計画です。
訪問地の一つ北カルヤラ県は、森林部門に特化した大学や研究機関、企業が集まっている地域だという事です。
市では今回の訪問にあわせ、互いに有益な交流を進めるため、覚書を締結することにしました。
白鳥市長は「先進的な取り組みを学び、勉強しながら新たな森林活用に活かしていきたい」と話していました。