豚コレラ 上伊那でワクチン散布
長野県は野生イノシシによる豚コレラのまん延を防ごうと先月から県内全域でワクチンを散布する作業を進めています。
10日は入笠山から富士見にかけてのワクチンベルトに含まれる、箕輪町の箕輪ダム周辺で散布が行われました。
作業は、国、県、町の職員あわせて9人が3つのグループに分かれ行いました。
出発前には箕輪町役場でワクチンを埋める場所や、埋め方について県の職員から説明をききました。
使用するワクチンは、ゼリー状のものを固めたもので、えさと一緒に穴に埋め、イノシシが食べる事で接種されます。
ワクチンを散布する箕輪ダム周辺の東山に移動すると、防護服に身を包み、手袋や長ぐつにカバーをかけてから山に入り作業を行っていました。
この一帯では10日と11日の2日間で26地点、合計520個のワクチンを散布する計画です。
長野県では5つのワクチンベルトを設定していて、1800地点、3万6千個のワクチンを散布する計画です。
上伊那が含まれるのは入笠山富士見ベルトの他に中央アルプス山麓の竜西中央道ベルトがあります。
伊那市は107地点、箕輪町は今回の部分を含め53地点、南箕輪村は26地点でワクチン散布が計画されています。