南部小で柳田理科雄さんが講演会
SFアニメや特撮番組などの場面を科学的に考察する「空想科学読本」などで知られる作家、柳田理科雄さんが南箕輪村の南部小学校を訪れ、子どもたちに科学の魅力を紹介しました。
16日は、「目に見えないものについて考える」をテーマに、柳田さんが静電気に関する実験を、南部小の児童に披露しました。
ウールの布と風船を使い、静電気がなぜ起きるのかを説明しました。
マイナスの電気が風船に集まり、プラスの電気を帯びている物質にくっつくということです。
その後児童らは、布と風船を手に取って実際に静電気が起きる仕組みを体験していました。
また、講演会では、アニメ「サザエさん」のエンディング映像について、なぜサザエさんの家は一家が家に入ることで伸び縮みしているのかについて科学的に考察した話をしていました。
考察の結果、サザエさんの家はゴム素材の家で、映像のように0.17秒で伸縮するには、家族は秒速130キロで走っていると考えられると話していました。
講演会は、南箕輪村が各界の専門家を招き、人材育成事業として村内の3小中学校を対象に毎年開いているものです。