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豚コレラに備え初動対応確認

豚コレラに備え初動対応確認

豚コレラなどの特定家畜伝染病の発生に備えた防疫演習が23日伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
演習は、家畜伝染病が発生した場合に備え、農場や周辺地域の消毒など初動対応を確認すると共に危機管理意識を共有しようと行われました。
演習は、上伊那と諏訪地域振興局が合同で行い、市町村関係者などおよそ90人が参加しました。
演習では、防疫服の着脱訓練が行われました。
参加者は防疫服を2枚着用し、ウイルスが隙間から入らないようにガムテープで足元や袖を留めていました。
 参加者はお互いに服装を確認しながら着用していました。
今回は特に豚コレラへの対応について重点的に確認しました。
上伊那では今年2月に宮田村の養豚場で豚コレラが確認され、2400頭あまりの豚が殺処分されました。
また、県内では野生イノシシへの感染も確認されていて上伊那では伊那市、宮田村、中川村の養豚場3つが現在、監視対象となっています。
この日は豚コレラの発生に備えた事前準備について参加者がグループディスカッションを行いました。
参加者からは「指揮、命令系統の確立が必要」「豚の処分には重機が必要なので、機械とそれを動かす人員の手配が必要だ」などの意見が出されていました。
上伊那地域振興局によりますと、豚コレラ対策として26日から上伊那の養豚場で飼育されている豚へのワクチン接種が始まるという事です。
 

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