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遺伝子・細胞治療 霊長類で実験へ 施設開所

信州大学がイナリサーチの施設で実施

遺伝子・細胞治療 霊長類で実験へ 施設開所

がんの治療法として注目されているCAR(カーティー)-T細胞や、人間の組織・臓器となるⅰPS細胞。
信州大学がこれらの技術の安全性を霊長類を使って確立するため日本で初めての研究施設が、31日に、伊那市西箕輪のイナリサーチ内に開所しました。
31日は、研究を行う信州大学の濱田州(はまだくに)(ひろ)学長や施設を提供するイナリサーチの中川博司(ひろし)会長らが共同研究施設前でテープカットを行いました。
信州大学は、国の研究機関が行う「再生治療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」に、昨年度採択されました。
これを受け、学内に研究開発センターを設置し、マウスを使ったCAR-T細胞の薬効試験を行っています。
さらに実用化に向けた実証を行うため、共同研究施設内に「信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター」を開設し、霊長類を使って実験をするものです。
信大は、イナリサーチと研究・開発に関する協定を結んでいることから、今回センターが開設されました。
 

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