ソフトバンク 罠センサーの実証実験
通信大手のソフトバンク株式会社は、信州大学などと協力し、有害鳥獣を駆除するくくり罠に取り付けるセンサーの実証実験を始めました。
8日は報道機関向けにセンサーの説明が行われました。
ソフトバンクなどが開発したくくり罠に取り付けるセンサーです。
センサーと罠はひもでつながれていて、獣が罠にかかりひもが外れると、位置や時刻がインターネット上で確認できます。
これにより設置者が見回る必要がなくなり、負担軽減につながります。
単三電池4本で3か月から半年程度稼働し、既存のものに比べ消費電力の少なさが特徴です。
ソフトバンクの通信網を使っているため、専用の基地局を設置する必要はありません。
実験はソフトバンクと信大などが協力して行うもので、上伊那の罠の設置場所に10台ほどのセンサーを設置し、電波が届く範囲や電池の稼働期間などを調べます。
実証実験は来年3月までで、来春をめどに商品化を目指すということです。