来春解散の日本禁煙友愛会が土地などを市に寄付
清水会長ら5人が市役所を訪れる
来年3月末で解散となる一般社団法人日本禁煙友愛会は、伊那市日影の土地と構造物を、14日に、伊那市に寄贈しました。
14日は、清水篤志会長ら5人が市役所を訪れ、目録を白鳥孝市長に手渡しました。
伊那公園南東の土地と建造物を寄贈
寄贈されるのは、伊那公園南東の42平方メートルの土地です。
この場所には、会の創立30周年と40周年にそれぞれ建立された禁煙延命観音と禁煙憲章の碑があり、合わせて寄贈されます。
禁煙友愛会は、1955年に初代会長の小坂精尊さんら10人が、禁煙友愛運動を呼び掛ける任意団体として設立しました。
WHO世界保健機関の公認法人に指定され、最盛期には4万人を超える会員がいました。
今年度の会員数はおよそ2,600人と減少し、高齢化も進んでいることから来年3月末で解散することが決まっています。
白鳥市長は、「禁煙活動の発祥の地として果たしてきた役割は大きい」と感謝していました。
寄贈された土地は、小規模公園として市が管理していくということです。