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宿泊施設「入野谷」 11月末で当分の間休止に

民間委託か廃止か 向う1年を目途に検討

宿泊施設「入野谷」 11月末で当分の間休止に

伊那市観光株式会社が運営する長谷の宿泊施設入野谷について市は、「11月末を持って当分の間休止する」ことを明らかにしました。
25日は、市議会全員協議会が開かれ、市から説明がありました。
入野谷は、合併前の旧長谷村が平成10年に建設しました。
鉄筋2階建てで、シングルルーム19室など合わせて32室があります。
分杭峠のゼロ磁場ブームだったおよそ10年前のピーク時には、年間3万4,000人の利用がありましたが、右肩下がりに減少し昨年度は1万6,000人でした。
これに伴い営業利益も赤字が続き、昨年度は特に利用客の少ない冬期の4か月間を休業しましたが、1,700万円の赤字となっています。
年間で3万5,000人前後の利用者がなければ黒字化しないと考えられることから、市は今月末を持って当分の間の休止を決めました。
休止期間について市は、「長く放置しておけばその分建物が傷んでしまう。向う1年間を目途に、廃止も含め検討していきたい」と話しました。

 

旧西箕輪診療所の建物無償譲渡 駐在所が移転へ

宿泊施設「入野谷」 11月末で当分の間休止に

また市は、移転新築に伴い平成29年12月に閉所した西箕輪の旧国保西箕輪診療所の建物について、長野県に無償譲渡したことを明らかにしました。
建物は、来年度県が改修工事を行い西箕輪駐在所として利用するということです。

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