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羽広菜かぶ 今年は不作

収穫量は平年の半分

羽広菜かぶ 今年は不作

伊那市西箕輪の羽広地区に伝わる信州の伝統野菜羽広菜かぶ。
今年は天候不順などの影響で不作となり、生産者を悩ませています。
西箕輪の羽広菜生産加工組合が管理する畑です。
今年は生育が悪く小さいものや、傷みにより廃棄となるものが目立つということです。
およそ30年にわたり栽培している西村(てる)(ゆき)組合長は、「9月上旬の播種期から初期の生育期間にかけて雨の日が多く続いた影響ではないか」と話します。
例年、およそ4トンの収穫量があるということですが、今年は半分の2トンほどを見込んでいます。
みはらしファームのとれたて市場では、みそや砂糖を混ぜた酒かすに漬け込む「羽広菜かぶ漬け」を販売しています。
漬け込み作業が始まっていますが、かぶを確保するのに苦労し、例年より作業が遅れています。
また、羽広菜かぶ以外の葉物野菜も軒並み不作だということです。
生産者らは、「個人で使用する予定だったものを寄せ合って消費者に提供していきたい」と話していました。

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