現職小原氏が来春の県議選出馬の意向示す
県議会上伊那郡区選出の小原勇氏(57)=県民協働・無所属ネット=は11日夜、地元宮田村で県政報告会を開き、来年春の県議選に出馬したい意向を示した。1期目の同氏は昨年7月の宮田村長選に出馬の噂もあったが、世論をふまえて県議を続投。正式表明は改めて行なうとしたが、本紙の取材にも「県への権力集中を改め、地域主権を実践したい」と意欲を語っている。
報告会で小原氏は、県議会選挙区の見直しにふれ「現状で上伊那郡区は長谷、高遠を除いた郡部になると予想されるが、いずれにしても厳しい状況」と説明。
「1票差というあの大変な選挙を皆さんに勝たせてもらった。事情が許せば、引き続き県議として担当させてほしい」と続けた。
田中県政についは、「知事だけが民意を反映しているわけではない」と指摘。地域分権など言葉と実践が食い違っているとも語り「県庁への集権を変えなければ、地域分権、市町村への権限移譲は進まない」と訴えた。
この日は、約240人の支持者と、宮田村のほか飯島町、中川村、南箕輪村の首長ら来賓が集まった。