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理解を深めようと村議と聴導犬協会が懇談

理解を深めようと村議と聴導犬協会が懇談

 宮田村の村議有志は13日、同村内に本部がある日本聴導犬協会と懇談した。村のあっせんを受けて同協会は村民会館隣接地へ本部移転を計画しており、理解を深めようと開いたもの。村内の一部からは村民会館の隣接地を使うことに異論も出ているが「認識を分かちあい、お互いに理解ができる関係を保ちたい」と意見交換した。
 ある議員は、移転場所について村民から意見が挙がっていると指摘。別の議員は「村民の多くは協会が村内に残ってほしいと賛成だが、移転場所を提供するにあたっての村の経緯説明が不足し、戸惑っているのが本音」と説明した。
 そのうえで「村民に幅広く協会のことを知ってもらうことが必要。このような機会を設けるのも我々の役割と思う」と続けた。
 同協会はJR宮田駅前に本部があるが、手狭で老朽化。新たな用地を探していたが、村との仮交渉で、村民会館東隣の公共用地を購入、一部賃借する方向で昨年末に話しがまとまっている。
 この日は、12人の村議のうち9人が参加。協会側が事業内容と移転計画を説明し、聴導犬と多目的補助犬のデモンストレーションも行なった。
 同協会の有馬もと代表は「私たちは犬の協会ではなく、福祉の協会。補助犬を育成していくためには、地元の皆さんの理解がないと難しい」と話した。

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