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羽広獅子舞 12日奉納へ稽古

羽広獅子舞 12日奉納へ稽古

伊那市の無形民俗文化財に指定されている西箕輪の羽広の獅子舞を継承する保存会は、12日の仲仙寺での舞の奉納に向け稽古にはげんでいます。
羽広の獅子舞はおよそ400年の歴史があり五穀豊穣や家内安全を祈る小正月の伝統行事です。
雄獅子と雌獅子の舞合わせが特徴で、羽広北側の地域が雌獅子の舞いを南側は雄獅子の舞を受け継いでいます。
毎年、仲仙寺に奉納する一週間前から稽古が行われています。
7日は雄獅子を担当する南側の保存会のメンバーが公民館に集まり稽古を行っていました。

羽広獅子舞 12日奉納へ稽古

今年、仲仙寺の奉納で獅子頭を務めるのは保存会12年目の山口(さとし)さん30歳です。
仲仙寺での舞いで獅子頭を務めるのは一生に一度とされています。
稽古では、先輩らが足の運びや姿勢などに気を付けるよう、アドバイスしていました。
 

羽広獅子舞 12日奉納へ稽古

雌獅子を担当する北側の保存会のメンバーも地元の公民館で稽古を行っていました。
獅子頭を務めるのは保存会2年目の白鳥隆之(たかゆき)さん33歳です。
2年前Uターンで東京から地元の羽広に帰ってきました。
白鳥さんは「獅子舞は伝統でもあり、コミュニケーションの場になっている」と話します。
羽広の獅子舞の舞い合わせは、12日の午前7時から仲仙寺で奉納されます。
その後は雄と雌が南と北に別れ夕方まで集落を回る他、今年は去年台風で被害に合った家でも舞いを披露します。
獅子舞の稽古は、奉納の前日11日まで続きます。

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