県出身の青年海外協力隊帰国報告会
4人が活動内容や現地の生活について話す
駒ケ根市南割の駒ケ根青年海外協力隊訓練所で12日、県出身の青年海外協力隊員の帰国報告会があり、3人が参加の動機や活動内容、現地の様子について発表、隊員ОB、ОG、候補生ら約30人が耳を傾けた。
パラグァイ共和国に小学校教諭として派遣された吉沢薫さん(飯田市、02年度2次隊)は「天災や厳しい寒さもなく、人々の生活はのんびりしている。電気、水道もなく、公教育は普及していない」と現地の様子を紹介「1人で異文化に触れることで、自分の弱さや強さを再発見できた」と振りかえった。
また、日本語教師としてブラジルに派遣された根橋誠さん(03年度日系社会)は「海外の日系人の中で暮らして、日本の良さ、相撲や盆おどりなど伝統行事を楽しさを再認識した」と発表した。
帰国報告の前に、JICAのエッセイコンテストで駒ケ根青年海外協力隊訓練所長賞受賞のアルッガマゲ左諭さんのエッセイの朗読もあった。