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ソバの実を川の冷水に寒晒

穏やかな大寒に

ソバの実を川の冷水に寒晒

大寒の20日、伊那市内のそば店でつくる高遠そば組合は、ソバの実を川の冷水に浸す「寒晒(かんざらし)」作業を行いました。
20日は、組合員6人が長谷の市野瀬にある粟沢川に地元産のソバの実を浸しました。
今年は去年より30キロほど多いおよそ1,050食分を用意しました。
寒晒蕎麦は、江戸時代に高遠藩が将軍に献上していたとされています。
そばの実を寒中の水に浸すことでアクが抜け、デンプン質が糖に変わり、甘みが増すということです。
20日の伊那地域の最低気温は1.9度と4月上旬並の穏やかな大寒となりました。
それでも川の水は冷たく、組合では「水温は平年並みだと思う。夏には寒晒の特徴を活かしたおいしい蕎麦を提供したい」と話していました。
浸した蕎麦の実は、2月4日に引き上げられます。
提供は、市内7店で7月11日からを予定しています。

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