暮らしのなかの食 実践事例報告
伊那市が食育事業の一環で取り組んでいる「暮らしのなかの食」事業の実践事例報告会が21日、伊那市の防災コミュニティセンターで開かれました。
この日は、保育士や学校教諭およそ60人が参加しました。
報告会では保育園2園、小中学校3校が実践事例を発表しました。
西春近北保育園は、地域住民の協力を得ながら、田植えや稲刈り、草餅作りなどを行っています。
農業などの体験を通じて、親への感謝、好き嫌いをなくすなど生きる力につながっていると話していました。
東春近小学校は、学年ごと違った野菜などを作っています。
4年生はりんご学習で感謝の気持ちを、5年生は米作りで後継者不足など農業問題を、6年生はそばづくりで天気とのつきあいの難しさを学んだということです。
白鳥孝市長は「特徴的な様々な取り組みがあるので、参考にして良いものは取り入れてもらいたい」と話していました。
伊那市では2015年度から学校生活の中に農業体験を取り入れる「暮らしのなかの食」事業を市内すべての小中学校で実施していて今年で5年目になります。