直売所にこりこ 施設建て替えへ
箕輪町がJA上伊那に運営を委託した大出の農産物直売所「にこりこ」の現在の建物について白鳥政徳町長は、建て替えを行うため、年度内に取り壊すとの考えを21日、示しました。
これは、この日開かれた町議会臨時会で報告されました。
大出の農産物直売所「にこりこ」は、現在町振興公社が運営していますが、新たにJA上伊那に運営を委託することが決まっています。
JAからは老朽化や手狭なことから改築を望む声があがっていて、協議を進めた結果、新たな施設を建て直すことに決まったということです。
これに伴い、にこりことその南側にある製粉所が取り壊されることになり、撤去費はおよそ990万円となっています。
新たな施設は現在の2つの施設の土地を活用して一回り大きいひとつの建物を建てる予定です。
産業振興課未来農戦略係(みらいのせんりゃくがかり)の土岐俊係長は「地域のみなさんが集まれる場所、県外のみなさんに地元をアピール出来る場所にしていけるよう、みなさんから意見をいただきながら事業を進めていきたい」と話していました。
この日開かれた町議会臨時会で、撤去費用などを盛り込んだ一般会計補正予算案が提出され、全会一致で可決されました。
作業は2月下旬に着手し、年度内の撤去を目指します。
新たな施設のオープンは10月を予定しています。
またこのほか、箕輪中部小学校と隣接する藤ヶ丘体育館と箕輪中学校に隣接する社会体育館の耐震補強設計委託料690万円の一般会計補正予算案も合わせて可決されました。