「こんなとき どこに通報しますか?」
伊那消防署OBがクイズ作成
伊那消防署のOBでつくる伊那市の地域防災を語る会は、事故や犯罪、自然災害を目撃した場合の、適切な通報についての クイズを作成しました。
そのほかにも、クマを目撃したら、道路や橋が使えなくなったらといった身近な問題のほか、車の暴走事故や
大規模殺傷事件に遭遇した場合といった緊急時の対応についても、通報先をどうするか問いを投げかけています。
このクイズを作成したのは、伊那消防署のOBでつくる地域防災を語る会です。
リーダーで伊那市中央の伊藤一男さんは、伊那消防署に39年間勤め、退職後も地域の自主防災組織の強化に尽力してきました。
伊藤さんは、殺傷事件などがあると、一般的に警察に通報が思い浮かぶが、警察は犯人確保を優先するため、けが人がいる場合は、消防署への通報を忘れないでほしいと呼びかけています。
日頃からの備えとして、事件や事故、災害に遭遇した時に、どこに通報すればよいかを考えておくことも、防災につながると話しています。
伊藤さんは、防災教育にも力を入れていて、今年度は市内17か所の保育園でミニ防災講座を開きました。
今後、要望に応じて、自主防災会などの勉強会にも出向くということです。