粋龍組「大泉囃子」披露に向け練習
南箕輪村大泉に伝わる「大泉囃子」の伝承に取り組んでいる演奏グループ「粋龍組」は、来月16日の村の日のイベントでの演奏に向けて練習に励んでいます。
29日は、南箕輪村公民館で練習が行われました。
南箕輪村の村史によりますと、大泉囃子はかつて「東の高遠ばやし・西の大泉ばやし」と呼ばれ、祭り囃子として地区住民に親しまれていたということです。
その後昭和30年代に一旦途絶えてしまいましたが、有志により平成14年の村民文化祭でおよそ50年ぶりに復活しました。
粋龍組は、お囃子を伝承していく目的で公民館講座として去年6月に発足しました。
大泉囃子は、繰り出す時の「くりばやし」曲と曲の間の待つ時間に披露する「まつばやし」帰る時の「かえりばやし」の3つで構成されます。
代表の両角忠幸さんです。
両角さん「村のいいところ、楽しいところを見ていただきたい。村全体が繋がる一つの手段としてお囃子があるのかな」
公民館管理人の清水早苗さんです。
清水さんは60年以上前に、当時の大泉囃子に合わせて踊りを披露していました。
清水さん「とても響きがよくて、これに足の動きをつけるともっと素晴らしいものになるんじゃないかな。昔は昔で味があってよかったけど、今もこんなに一生懸命に皆さんがやっていて嬉しい」
本番の1週間前からは、清水さんが歩き方を指導するということです。
粋龍組が演奏を披露する南箕輪村の日のイベントは、来月16日(日)に、村民センターで行われます。