念仏講で無病息災願う
家内安全や無病息災を願う「念仏講」の行事が、箕輪町北小河内の中村集会所で2日行われました。
箕輪町北小河内の中村常会では毎年この時期に念仏講の行事を行っています。
この日は、子どもからお年寄りまでおよそ30人が中村集会所に集まりました。
太鼓と鐘の音に合わせて「南無阿弥陀仏」と唱えながら、長さおよそ10mの数珠を時計と反対回りに受け渡します。
数珠の中には一つだけ大きな玉があり自分の所に回ってくると頭を下げていました。
念仏講は江戸時代中期から伝わる伝統行事で、町の無形民俗文化財に指定されています。
行事を仕切るのは「当屋」と呼ばれる当番で今年は、藤森清治さん80歳です。
数珠回しが終わると、各家庭で集めた米でおにぎりを作って味わい行事を締めくくりました。