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技能士会全体会・講演会

技能士会全体会・講演会

 駒ケ根市の製造現場で活躍する技能士のグループ化を図ることにより個々のレベルアップと企業の技術力強化を目指して99年に設立された技能士会は14日、全体会と講演会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約40人が出席し、技能検定受験準備講座の開催などの事業計画について説明を受けたほか、セイコーエプソンのコスト革新センター部長・ものづくり塾部長の中村好宏さんによる「見えざる資産の継承と蓄積」と題した講演を聞いた。<br> 中村さんは「50歳代の熟練技能者が今の若い人にものづくりを教える時、30年前に自分が教わった方法でやっても伝わらない」と時代に合った教え方を勧めた。「その際、技やノウハウだけでなく創造・挑戦といった見えざる資産=『ものづくりのこころ』も教えていかないと、世界に通用するものづくりは育っていかない」などと技術継承の重要性について訴えた。

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