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ミャンマーソバ栽培プロジェクト

ミャンマーソバ栽培プロジェクト

 麻薬の原料となるケシの栽培で生計を立てるミャンマーの農民にソバの栽培を勧めようと05年7月に設立されたNPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会(氏原暉男理事長、事務局・駒ケ根市)は、趣旨に賛同する個人、法人の協会への入会とソバの購入などの支援を広く求めている。
 信州大名誉教授の氏原暉男理事長は1996年からミャンマーを訪れ、やせ地でも栽培が可能なソバの試験栽培に着手した。日本・ミャンマー両国とJICA(国際協力機構)の協力もあり、栽培面積は97年の1・8ヘクタールから02年には1600ヘクタールにまで増えたが、ミャンマーの政変などの影響で05年には400ヘクタールに減少した。一連の事態に対する政府などの対応の遅さに業を煮やした氏原さんは自らNPO法人の設立を決意。現地の民間団体とも協力して日本にソバを輸入するなどの活動をしている。
 副理事長の松川常夫さんは「ソバの品質は国内産に引けを取らないまでになっている。せっかくソバ栽培を始めた現地の農民がケシ栽培に戻ってしまわないよう、ぜひソバの活用と入会を」と呼び掛けている。
 会員の入会金と年会費は個人が3千円・2千円、法人が1万円・1万5千円。問い合わせは同協会事務局(TEL81・0222)へ。

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