第13回信州農村歌舞伎祭
南信地域で受け継がれている伝統芸能を披露する第13回信州農村歌舞伎祭が、伊那市の伊那文化会館で9日、行われました。
この日は、大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、下條村の下條歌舞伎保存会と、こども歌舞伎教室が出演しました。
このうち、大鹿歌舞伎保存会は、太平記の世界を舞台にした討ち入りの物語、「忠臣講釈 幕図 宅兵衛上使の段」を上演しました。
大鹿歌舞伎は、およそ300年前から下伊那郡大鹿村伝承されていて、平成29年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
また、下條村こども歌舞伎教室は、鎌倉時代、曽我兄弟が父の敵を討つまでの物語、「壽曽我対面」を上演しました。
主催した伊那文化会館では「地域に伝わる歌舞伎を楽しみにしている人が年々増えている。これをきっかけに伝統芸能に親しんでもらいたい」と話していました。