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【記者室】灯油高値の原因は気象庁のせい

 県内の灯油の18リットル店頭売り平均価格は2月6日現在で1393円。昨年同時期は990円前後だったから約4割高だ。石油業界筋の話によると、この高値の原因は気象庁のせいだという▼例年、国内の石油元売各社は長期予報を基に灯油の生産量を決めるが、昨年秋「この冬は暖冬だ」と発表されたことから生産調整を行ったところ、思わぬ厳しい寒さに見舞われたため消費拡大で品薄状態になったのだと…▼芝居なら客席から「金返せ」とやじが飛ぶところだ。大外れするかもしれないものなら発表しなけりゃいいと思うが、それにしても予報を信じて生産計画の根拠にする業界があるとは知らなかった。3月には灯油の価格は下がるはずだというが、それもどうだか…。(白鳥記者)

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