二・四事件に学ぶ集会 29日開催
昭和8年に長野県内の教員が治安維持法違反で検挙された二・四事件について学ぶ上伊那集会が29日に開かれます。
集会のプレ企画の学習会が11日伊那市のいなっせで開かれました。
学習会では伊那市竜東9条の会事務局長の有賀光良さんが、戦前の特高警察が残した資料を基に事件の概要や日本が戦争へと進む歴史の流れについて話しました。
二・四事件は昭和8年2月4日から半年あまりの間に、治安維持法違反で県内の教員など600人ほどが検挙された弾圧事件です。
有賀さんは「名簿を見ていると、罪が確定しないまま7か月ほど拘留されている人もいる。いかに不当に長期間拘束されていたが分かる」などと話していました。
上伊那の元教員らでつくる実行委員会は、戦争の歴史を振り返り今に活かしていこうと、29日に二・四事件に学ぶ上伊那集会を市内で開きます。
当日は事件の概要についての話の後、討論が行われます。
集会は29日午後0時50分から伊那市のいなっせで開かれ、資料代は500円です。