南箕輪村来年度当初予算案 65億8千万円
防災に重点 過去最高額に
南箕輪村は、過去最高額となる総額65億8,000万円の来年度の一般会計当初予算案を、20日に発表しました。
村では、安心安全な村づくりを推進する積極的な予算編成としています。
この日は役場で、唐木一直村長が来年度の当初予算案の概要を説明しました。
唐木村長は「新たな村づくりの展望を見据えて、防災面も含めて、生活の安心・福祉教育の充実を考えた予算編成とした」と話しました。
主な新規事業は、現在の大芝研修センターを撤去して新たな防災研修センターの建設に2億1,000万円。
指定避難所となっている村民体育館や各地区の公民館の冷房設備設置に2億円。
老朽化による南箕輪中学校のプール改修に1億1,000万円などとなっています。
防災研修センターは、役場庁舎が被災した時の第2庁舎としての役割も含め建設が予定されていて、来年6月頃の完成を目指します。
その他、災害や断水に備えた給水車の購入に1,700万円。
大芝高原内の観光施設のWi-Fi整備に600万円などとなっています。
来年度の一般会計当初予算案は、今年度と比べて7億8,000万円多い過去最高額の65億8,000万円となっています。
来年度の一般会計当初予算案は、3月2日から始まる村議会3月定例会に提出されることになっています。