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ミドリナ白書シンポジウム

人と森の心地よい関係を考える

ミドリナ白書シンポジウム

 伊那市が進める50年の森林(もり)ビジョンを民間からサポートする団体「ミドリナ委員会」は、人と森の心地よい関係を考えるシンポジウムを、きょう市内で開きました。
 シンポジウムでは、初めに、プロダクトデザイナーで、武蔵野美術大学教授の若杉(わかすぎ)浩一(こういち)さんが、基調講演を行いました。
 若杉さんは、様々な商品のデザインを手掛けてきましたが、会社の収益のためだけに働くことに疑問を感じ、デザインで地域と産業を活性化させる取り組みへと活動をシフトさせていきます。
その地元の木材を活用した家具や遊具のデザインを行い、地域や企業と連携しながら新しい価値づくりを進めているということです。
 若杉さんは、「地域資源を使って地域で価値を生み出し循環する暮らしを作っていく時代が来ている」と話していました。
 イベントには、150人が参加しました。教育、食、住まいなどの5つのテーマに分かれ、森林との関係性でどのような未来が描けるのかを、1日かけてディスカッションしました。
 これは、伊那市が進める50年の森林(もり)ビジョンを民間からサポートする団体「ミドリナ委員会」が開きました。
 委員会では、「人と森の心地よい関係」をテーマに、これからの道筋を描く白書の作成を検討しています。
白書は2年間かけて検討します。
そのための1回目の検討を行うため今回シンポジウムが開かれました。
 イベントは伊那市ますみヶ丘にある地域材を使った家づくりを進める総合建設業・フォレストコーポレーションの社屋で行われました。
 昼には、ジビエ料理などが用意され参加者が味わっていました。
 

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